報道発表
ルワンダ共和国に対する無償資金協力「キガリ市における高度道路交通システム導入計画」に関する書簡の署名・交換
令和5年10月6日
10月5日(現地時間同日)、ルワンダ共和国の首都キガリ市において、福島功駐ルワンダ共和国日本国特命全権大使とウジエル・ンダギジマナ・ルワンダ共和国財務・経済計画大臣(Hon. Dr. Uzziel NDAGIJIMANA,Minister of Finance and Economic Planning of the Republic of Rwanda)との間で、供与限度額20.09億円の無償資金協力「キガリ市における高度道路交通システム導入計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- キガリ市では、人口増加及び経済成長に伴う交通量の増大により、主要交差点で渋滞が発生し、経済活動の活性化を妨げている他、道路交通事故死者数も世界平均と比べて著しく高い状況となっています。2022年時点で約174.5万人であった同市の人口は、2050年には約380万人に増加すると推計されており、これに伴う保有車両台数や交通事故の増加、交通渋滞の更なる悪化が見込まれていることから、交通制御の必要性が指摘されています。
- この協力は、キガリ市において、交通管制システムの整備並びに交差点改良等を実施することにより、公共交通を含む市内交通流の円滑化及び安全向上を図り、もってルワンダの経済基盤整備(運輸交通)に寄与するものです。
- 我が国は、「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を支持するとともに、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、東アフリカ・北部回廊におけるインフラ整備に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)ルワンダ共和国基礎データ
ルワンダ共和国の面積は約2.63万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は1,378万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は930米ドル(2022年、世界銀行)。