報道発表
ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長と髙木外務大臣政務官との会談
令和4年9月27日
9月27日、午後7時30分から約1時間30分間、髙木啓外務大臣政務官は、故安倍晋三国葬儀に出席するため訪日中のファティ・ビロルIEA事務局長(Dr. Fatih Birol, Executive Director of International Energy Agency, IEA)と夕食を交えて会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 髙木政務官から、故安倍元総理大臣の国葬儀参列に対して謝意を表明した上で、昨今の未曾有のエネルギー危機からの回復は、ロシア依存の低減を図りつつ、エネルギー安全保障を維持していく必要がある旨述べました。
- また、髙木政務官から、日本は、今後もIEAと協力して、エネルギーに関する議論をリードしていきたい旨述べるとともに、今冬から来春にかけてのエネルギー情勢について意見交換を行いました。
- これを受けて、ビロル事務局長からは日本のIEAに対する貢献への謝意が伝えられるとともに、今後の日本とIEAの更なる協力関係の強化を期待している旨述べました。
(参考1)国際エネルギー機関(IEA)
第1次石油危機後の1974年に、キッシンジャー米国務長官(当時)の提唱を受けて、OECDの枠内における自律的な機関として設立された国際機関。石油供給途絶時の共同対応を主たる目的とする。2022年3月閣僚理事会において、気候変動対策におけるエネルギーセクター主導、エネルギー移行期におけるエネルギー安全保障の確保、IEAファミリー強化、IEAリソースとして持続可能な拠出モデルへの移行として4つをIEAの新たなマンデートとして採択。本部はフランスの首都パリに所在。
(参考2)ファティ・ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長
トルコ出身。IEAチーフ・エコノミスト兼グローバル・エネルギー経済局長を経て、2015年から現職。2013年に旭日中綬章を受章。2021年に米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。