報道発表
スリランカに対する保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための支援(無償資金協力)
令和4年8月18日
8月18日(現地時間同日)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボ市において、我が方、水越英明駐スリランカ民主社会主義共和国日本国特命全権大使と、先方K.M.M.シリワルダナ・スリランカ民主社会主義共和国財務・経済安定・国家政策省次官(Mr. K.M.M. Siriwardana, Secretary to the Treasury, Ministry of Finance, Economic Stabilization and National Policies, Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)との間で、供与額5億円の、保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善のための無償資金協力(「経済社会開発計画」)に関する書簡の交換が行われました。
- スリランカは、現在、経済社会情勢が悪化しており、同国民の健康状態及び栄養状態の悪化に伴う疾患の増加が懸念されています。特にスリランカ最大の人口を抱える西部州における代表的な国立病院であるスリジャヤワルダナプラ総合病院では、最新医療機材の不足から、増加する患者数及び手術件数に対して適切な医療サービスが提供できずにいる状態が続いており、人道的観点から喫緊の課題となっています。
- この協力は、スリランカ政府に対し、日本企業製品を含む医療関連機材(CTアンギオ装置、歯科ユニット、白内障手術システム等)を供与することにより、同国の保健医療サービスの質及び医療アクセスの改善を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するものです。
(参考)スリランカ民主社会主義共和国基礎データ
スリランカ民主社会主義共和国は、面積6.6万平方キロメートル(北海道の約0.8倍の大きさ)、人口約2,192万人(2020年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は、3,720ドル(2020年、世界銀行)。