報道発表

日・サウジアラビア外相電話会談

令和4年2月1日

 2月1日、午後9時20分から約20分間、林芳正外務大臣は、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア王国外務大臣(H.H. Prince Faisal bin Farhan AL-SAUD, Minister of Foreign Affairs, the Kingdom of Saudi Arabia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、戦略的なパートナーであるサウジアラビアとの二国間関係を一層強化するため、ファイサル大臣と緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、ファイサル大臣から、林大臣の就任に祝意が述べられました。
  2. 林大臣から、「日・サウジ・ビジョン2030」の枠組みの下、日本が官民を挙げてサウジアラビアの産業多角化や国内改革を後押ししていく旨述べました。これに対し、ファイサル大臣から、日本との協力を一層推し進めていきたいとの発言があり、双方は、幅広い分野における協力を一層拡充し、戦略的なパートナーシップを強化していくことで一致しました。
  3. 林大臣から、サウジアラビアからの原油の安定供給に感謝しており、国際原油市場の安定化に向けてOPECプラスで指導的役割を果たすサウジアラビアと連携していきたい旨述べました。これに対して、ファイサル大臣から、日本とは引き続き連携していきたい旨述べました。
  4. 双方は、GCC諸国、イランやイエメンを含む地域情勢についても意見交換し、林大臣から、ホーシー派による越境攻撃を強く非難するとともに、中東地域の緊張緩和と情勢の安定化に向けて積極的に外交努力を行っていく旨述べ、双方は、日本とサウジアラビアが中東地域の平和と安定に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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