報道発表
モルディブ共和国に対する保健医療体制強化のための支援(無償資金協力「経済社会開発計画」)
令和3年10月4日
10月4日(現地時間同日)、モルディブ共和国の首都マレにおいて、我が方、柳井啓子駐モルディブ共和国日本国特命全権大使と先方アハマド・カリール外務担当国務大臣(H.E.Mr.Ahmed Khaleel, Minister of State for Foreign Affairs of the Republic of Maldives)との間で、供与限度額4億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- インド洋の大小約1,200の環礁島から構成される小島嶼開発途上国(SIDS)のモルディブ共和国では、医療体制が整っている島は限定されており、病院等での治療を要する場合、救急艇で医療体制が整っている近隣の島への搬送が必要となりますが、同国の救急艇の多くが老朽化や故障等により正常に稼働しておらず、保健医療サービスへのアクセス改善が喫緊の課題です。
- この協力は、モルディブ政府に対し、我が国で製造された救急艇を供与するものです。この協力により、同国民の保健医療サービスへのアクセス改善を図り、同国の保健医療体制を強化することが期待されます。
(参考)モルディブ共和国基礎データ
モルディブ共和国は、面積約298平方キロメートル(東京23区の約半分)。人口約53.1万人(2019年、世界銀行)。1人当たり国民総所得(GNI)は9,650米ドル(2019年、世界銀行)。