報道発表
スーダン共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換
令和3年7月13日
7月12日(現地時間同日)、スーダン共和国の首都ハルツームにおいて、我が方、服部孝駐スーダン共和国日本国特命全権大使と、先方ジブリール・イブラヒーム・ムハンマド・フェデール財務・経済計画大臣(H.E. Dr. Gibril Ibrahim Mohamed Fedail, Minister of Finance and Economic Planning)との間で、供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- スーダンでは、2021年2月にインフレ率300%を記録するなど厳しい経済状況が続いており、食糧を含む生活必需品の大幅な値上がりが国民生活に打撃を与えています。また、昨年は、新型コロナウイルス感染症、サバクトビバッタ及び首都圏を中心に2万ヘクタールの農地に被害を与えた大規模な洪水により、国内の農業活動も大きく影響を受けたため、国民の食料事情は厳しい状況にあります。この協力は、同国に対し、食料事情の改善を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靭かつ持続的な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)スーダン共和国基礎データ
スーダン共和国の面積は約188万平方キロメートル(日本の約5倍)、人口は約4,281万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は590米ドル(2019年、世界銀行)。