報道発表
北大西洋条約機構(NATO)外相会合への日本の出席(結果)
令和2年12月3日
- 12月1日及び2日、北大西洋条約機構(NATO)外相会合がテレビ会議形式にて開催されました。日本は、パートナー国として2日目のセッションに招待され、下川眞樹太NATO日本政府代表部大使が出席しました。
- 同セッションにおいては、NATO各国及び日本に加え、豪州、NZ、韓国、フィンランド、スウェーデン、EUが参加し、アジア情勢を含む世界のパワーバランスの変化等について議論が行われました。下川大使は、茂木敏充外務大臣のステートメントを代読し、今日の東アジアの安全保障環境が一方的な現状変更の試みにより一層厳しくなっていることについて、東シナ海、南シナ海の状況を取り上げて指摘するとともに、ルールに基づく国際秩序への挑戦が高まる中、「力ではなく法が支配する世界」の深化を共に目指すべきであり、日本の推進する「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンにとってNATOは心強いパートナーである旨発言しました。
[参考]北大西洋条約機構(NATO)
NATOは、加盟国の集団防衛を目的として1949年に12か国で設立。現在は北米及び欧州の計30か国が加盟。加えて、NATOには日本を含む40か国のパートナー国が存在。