報道発表

ラオスの世界遺産都市における水供給サービス改善のための無償資金協力に関する書簡の交換

令和元年10月5日

  1. 1 本5日(現地時間同日),ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにおいて,現地訪問中の我が方若宮健嗣外務副大臣と先方トンパン・サワンペット外務副大臣(H.E. Mr. Thonghane SAVANPHET, Vice Minister of Foreign Affairs of the Lao People's Democratic Republic)との間で,同国に対する無償資金協力「ルアンパバーン市上水道拡張計画」(供与限度額:19.22億円)に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

    2 世界遺産地区を抱えるラオス北部の都市,ルアンパバーン市は,配水管網が古いもので建設後50年を経過しており漏水率が高く,同地域への給水を担うナムカン浄水場でも,原水濁度の高い雨期には十分な浄水処理ができない問題を抱えています。一方,同市を訪れる観光客は2015年の年間約60万人から年々増加しており,地域の水需要も1日当たり2015年の約27,000立方メートルから2025年には33,100 立方メートル(日平均配水量)に増加する見込みです。そのため,給水率の増加のみならず,安全で安定的な水を持続的に供給するため,送配水管の更新や浄水場機能の改善が喫緊の課題となっています。

    3 この協力では,総延長約60キロメートルの配水管の新規敷設・更新,45基の消火栓新設,約2,400カ所の給水管の切替,ナムカン浄水場における取水・浄水・排水処理施設の新設等を行い,ルアンパバーン市の水供給能力の向上を図っていきます。この計画の実施により,給水人口が2017年実績の約58,800人から,事業完成3年後(2025年)には約70,800人に増加するとともに,ルアンパバーン市の持続可能な都市環境整備を通じた同国の経済・社会インフラ整備に寄与することが期待されます。

    4 これらの案件は,平成28年9月の「日・ラオス首脳会談」のなかで,安倍総理大臣から発表された「日本・ラオス開発協力共同計画」における「環境・文化保全に配慮し近郊の取れた地方・都市開発を通じた格差是正」を具現化するものです。

    [参考]ラオス人民民主共和国基礎データ
     ラオス人民民主共和国は,面積約24万平方キロメートル,人口約649万人(2015年,ラオス統計局),一人当たり国民総所得(GNI)は2,270ドル(2017年,世界銀行)。
     

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