報道発表
モルドバに対する円借款「医療サービス改善計画」に関する書簡の交換
平成25年6月27日
- 本27日(現地時間同日),モルドバ共和国の首都キシニョフにおいて,我が方坂田東一駐モルドバ大使(ウクライナにて兼轄)と先方ヴェチェスラフ・ネグルツァ財務大臣(Mr. Veaceslav NEGRUTA, Minister of Finance of the Republic of Moldova)との間で,59億2,600万円を供与限度額とする円借款「医療サービス改善計画」の供与に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,首都キシニョフを中心とする地域拠点病院等に対して,日本の技術を活用した医療機材・検査機材の整備を行うものです。モルドバでは,旧ソ連からの独立以降,国家財政の悪化により国民は十分な医療サービスを受けられませんでした。その後の医療改革により,医療財政が健全化され,乱立していた病院が拠点病院に統廃合されるなど持続可能な医療体制も整備されてきましたが,これら拠点病院においては,依然として,医療機材が不足・老朽化し,その改善が急務となっています。
- 今般の協力により,医療サービス供給体制の強化・効率化が図られ,モルドバ国民に対する医療サービス環境が改善されることが期待されます。
- 供与条件
(1)金 利:年0.10%
(2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:本邦技術活用条件(STEP)
(参考)
モルドバ共和国は, 面積3万3,840km2, 人口356万人(2011年,世銀), 人口一人当たりのGNI(国民総所得)は1,980米ドル(2012年,世銀)。