報道発表

IAEA緊急時対応能力研修センターの指定

平成25年5月27日
  1.  本27日,福島県において,国際原子力機関(IAEA)緊急時対応能力研修センターが指定されました。
  2.  同センターの指定に伴い,同27日,福島県自治会館内において,オープニング・セレモニーが開催されました。セレモニーには,福島県から内堀雅雄副知事を迎え,外務省から丸尾眞科学技術協力担当大使が,IAEAからエレナ・ブグロバ事故・緊急センター長(Ms. Elena Buglova, Head of the Incident and Emergency Centre of the International Atomic Energy Agency)が出席し,それぞれ挨拶を行いました。さらに,今後,IAEAが定期的に実施を予定している,原子力又は放射線の緊急事態の準備及び対応の能力強化を目的とした訓練活動等についての説明が行われました。
  3.  また,5月28日から31日までの間,福島県内において、原子力又は放射線の緊急事態の準備及び対応の能力強化を目的としたIAEA緊急時対応援助ネットワーク(RANET)ワークショップが開催される予定です。このワークショップには,アジア,欧州等の18か国から約40名が参加する予定です。
  4.  今後,同センターを通じ,緊急事態の準備及び対応の分野におけるIAEA,外務省及び福島県の協力が行われ,国際的な原子力安全の強化に貢献していくことが期待されます。

(参考)IAEA緊急時対応能力研修センター
 昨年12月に福島県郡山市にて開催された,「原子力安全に関する福島閣僚会議」の際に署名された,「東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた福島県と国際原子力機関との間の協力に関する覚書」及び「緊急事態の準備及び対応の分野における協力に関する日本国外務省と国際原子力機関との間の実施取決め」の中で,福島県における同センターの指定に向けた関係者間の協力が確認されました。


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