報道発表
日タイ外相会談
平成25年5月23日


本23日午後7時から約40分間,岸田文雄外務大臣は,タイのスラポン・タイ王国副首相兼外務大臣(H.E. Dr.Surapong Tovijakchaikul)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,両外相は,本日行われた日タイ首脳会談について触れつつ,今後,両外相が首脳会談の結果をしっかりとフォローアップし,民主主義や市場経済等の基本的価値や経済的利益を共有するタイとの戦略的パートナーシップを更に発展させることで一致しました。
- 両外相は,日本とタイの二国間関係において経済関係は極めて重要な要素であることで認識が一致しました。岸田大臣から,タイは日本にとって,多くの邦人が居住し,日本企業が集積する東南アジア最大の拠点であり,民間部門の円滑な経済活動を促進するために両国政府が協力を強化すべき旨述べました。スラポン外相は,タイが進めている大規模なインフラ整備計画にも触れつつ,日本との経済分野における更なる関係強化を図りたい旨述べました。
- スラポン外相から,ミャンマーにおけるダウェー開発に関し,日本の積極的な参加につき要請があり,岸田大臣からは,具体的に対応するには,タイ,ミャンマー両国と事務レベルで協議をしっかりと行うことが重要である旨指摘しました。
- 両外相は,本年日ASEAN友好協力40周年を迎えるにあたり,日ASEAN関係を更に発展させることにつき一致しました。スラポン外相からは,ASEANに対する日本の協力を評価している旨述べるとともに,タイは地域の連結性強化を重視しており,日本の役割に期待している旨述べました。
- 両外相は,二国間関係のみならず,アジア太平洋地域情勢についても意見交換を行いました。