報道発表

スワジランドに対する無償資金協力「効果的な災害危機管理のためのシステム強化計画」に関する書簡の交換

平成25年5月17日
  1.  本17日(現地時間同日)、アフリカ大陸南部のスワジランド王国の首都ムババネにおいて、我が方吉澤裕駐スワジランド大使(南アフリカ共和国にて兼轄)と先方イスラエル・デサルネ国連開発計画(UNDP)スワジランド事務所代表(Mr. Israel Dessalegne, Resident Representative of UNDP Swaziland Office)との間で、9,200万円を供与額とする無償資金協力「効果的な災害危機管理のためのシステム強化計画」に関する書簡の交換が行われました。
  2.  この計画は、自然災害に脆弱なスワジランドにおいて、同国政府、地方自治体及びコミュニティに対し、災害への早期警戒、対策、対処能力の向上のための機材供与及び技術支援を行うことにより、同国国民の生命及び財産の保護、生活基盤への被害軽減を図るものです。
  3.  スワジランドでは、近年頻発する干ばつや森林火災等の自然災害に対応するため、国家災害管理庁の設立などの取組を進めてきました。しかし同国では災害に的確に対応するための人材、施設、機材が未だ不足しており、同国国民はこれら自然災害に対し非常に脆弱な状況にあります。この計画の実施により、同国政府、自治体及びコミュニティの災害危機管理能力が向上し、災害被害の軽減及び早期復旧が期待されます。

(参考)
 スワジランド王国は、アフリカ大陸南部に位置し、南アフリカ共和国とモザンビーク共和国に囲まれた内陸国で、面積約1.7万平方キロメートル,人口約117万人(2008年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)は3,300米ドル(2011年,世銀)。


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