報道発表

松山外務副大臣のフィンランド訪問（概要）

平成25年5月8日
松山外務副大臣のフィンランド訪問 (1)

ストゥブ欧州・外国貿易大臣との会談

 松山外務副大臣のフィンランド訪問 (2)

ヴァパーヴオリ経済大臣との会談

 松山外務副大臣のフィンランド訪問 (3)

トルスティラ外務筆頭次官との会談
松山外務副大臣のフィンランド訪問 (4)

タンネル大統領府長官との会談

 松山外務副大臣のフィンランド訪問 (5)

ヘイノネン首相府長官との会談

 松山外務副大臣のフィンランド訪問 (6)

友好議連会長等との会談

　5月2日から3日まで，松山政司外務副大臣は，フィンランドを訪問しました。

  1. 政府要人との会談（3日）

    （1） ストゥブ欧州・外国貿易大臣との会談
    　松山副大臣は，日本と欧州は基本的価値を共有し，また国際社会の諸課題に取り組むに当たって利益と責任を共有しているという基本的考え方及び安倍政権の経済政策について説明しました。これに対してアレクサンデル・ストゥブ欧州・外国貿易大臣（Dr. Alexander STUBB, Minister for European Affairs and Foreign Trade）からは，欧州経済情勢の説明及びフィンランドは日EU経済連携協定（EPA）を強力な支持者として推進したい旨の発言がありました。松山副大臣から東アジア情勢を説明したのに対し，ストゥブ大臣からは，北朝鮮に関する日本の立場を支持する旨の発言がありました。また，松山副大臣から東日本大震災に際するフィンランドの支援に謝意を述べた上で，フィンランドにおいて日本の原発技術が評価，期待されていることに謝意を表明しつつ，福島第一原発事故に関する知見と教訓を世界と共有し，原子力安全の向上に貢献していきたい旨述べました。ストゥブ大臣からは，同国における原発計画の現状につき説明がありました。

    （2） ヴァパーヴオリ経済大臣との会談
    　松山副大臣から，安倍政権の外交政策について説明し，特にフィンランドは教育立国である等，日本と「同じ文脈で話せる」関係にあるとの考えを述べた上で，フィンランドは，「日本に一番近い欧州」としてロシアやバルト諸国等へのゲートウェイとして重要であり，外交政策面のみならず経済関係についても協力を深めたいとの方針を説明しました。これに対してヤン・ヴァパーヴオリ経済大臣（Mr. Jan VAPAAVUORI, Minister of Economic Affairs）からは，イノベーション力に優れる両国の経済関係を更に強化させたい旨の発言がありました。また，松山副大臣から，東日本大震災に際するフィンランドの支援に感謝するとともに，EUによる日本産品輸入規制撤廃・緩和に向けたフィンランドの理解と協力を依頼しました。加えて，フィンランドにおける原発計画に関し，意見交換を行いました。

    （3）トルスティラ外務筆頭次官との会談
    　松山副大臣はペルッティ・トルスティラ筆頭次官（Mr. Pertti TORSTILA, Secretary of State, Ministry for Foreign Affairs）と昼食を交えて，二国間関係，日EU関係，日露関係，東アジア情勢について幅広く意見交換を行った他，安倍政権の経済政策について説明しました。

    （4） タンネル大統領府長官との会談
    　松山副大臣は，テーム・タンネル大統領府長官（Mr. Teemu TANNER, Head of Cabinet and Secretary General, The Office of the President）と会談し，二国間関係，日EU関係，東アジア情勢について意見交換を行った他，EUによる日本産品輸入規制撤廃・緩和に向けたフィンランドの理解と協力を依頼しました。

    （5） ヘイノネン首相府長官との会談
    　松山副大臣は，オッリ＝ペッカ・ヘイノネン首相府長官（Mr. Olli=Pekka HEINONEN, State Secretary, Prime Minister’s Office）と会談し，二国間関係，日EU関係につき意見交換を行いました。また，松山副大臣から，日本の北極評議会オブザーバー資格申請に関するフィンランドからの変わらぬ支持を得たい旨述べ，ヘイノネン長官から，日本を支持する旨の発言がありました。

  2. 日・フィンランド友好議員連盟会長等との会談（3日）
    　松山副大臣は，オラス・テュンキュネン友好議連会長（Mr. Oras TYNKKYNEN, Chairman of the Parliamentary Finnish-Japanese Friendship Group, Member of the Finnish Parliamant）及びヨウコ・スキンナリ同前会長（Mr. Jouko SKINNARI, Member of the Finnish Parliamant）と会談し，二国間関係，東アジアの安全保障情勢などつき意見交換を行いました。
  3. 在留日系企業関係者との意見交換（2日）
    　松山副大臣は，在留日系企業関係者と，フィンランドにおける日系企業の展開や関心事項などに関して意見交換を行いました。

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