報道発表
第59回国連大学理事会に伴う政府主催レセプションの開催
平成25年4月23日
- 本23日,東京において第59回国連大学理事会に伴う政府主催レセプションが開催され,鈴木俊一外務副大臣,丹羽秀樹文部科学大臣政務官,デイビッド・マローン国連大学学長及びモハメド・H. A. ハッサン国連大学理事会議長をはじめとする同大学理事のほか,学術界,経済界,在京外交団等の国連大学関係者約200人が出席しました。
- 本レセプションは,4月22日から24日までの日程で開催されている第59回国連大学理事会の機会に,東京に本部が所在する唯一の国連機関である国連大学の関係者と,ホスト国である我が国の各界関係者との協力関係の強化を促進するために開催したものです。
- 鈴木外務副大臣は,冒頭挨拶(PDF)
の中で,3月に就任したマローン学長の就任を歓迎し,2010年に開始した大学院学位プログラムを質の高いグローバルな人材育成プログラムとして高く評価するとともに,国連大学が国連システム全体のシンクタンクとして,平和と安全保障,開発と貧困削減,環境と開発など世界が直面する重要問題の解決に資する学術的な研究を通じて国際社会に貢献することへの期待を述べました。
- 本レセプションを通じて,国連大学の活動についての国内外の関係者への理解が深められ,国連大学と我が国関係者との連携が促進されました。国連大学を通じた我が国関係者による国際社会への発信が強化されることが期待されます。
(参考1)国際連合大学
国際連合大学は,東京に本部を置き,世界13カ国に15の研究所やプログラムを持つ国連機関。国連や多くの国連加盟国にとっての課題や地球規模または地域に関係のあるテーマに重点を置いて研究している。2010年には大学院学位プログラムを開設した。
(参考2)国連大学理事会
国連大学理事会は,国連大学の最高意思決定機関であり,年1回開催される。第59回目となる今次理事会は,4月22日から24日にかけて,同大学本部に於いて開催され,同大学の運営方針等を審議・決定する予定。国連大学の24名の理事は,個人の資格で国連事務総長及びユネスコ事務局長によって任命され,各国の閣僚経験者や主要な大学の学長をはじめとする各国におけるオピニオン・リーダーが含まれている。任期は6年,3年毎に約半分の理事が交替し,来月に9名の理事が退任する予定。日本からは,2010年に阿部信康 軍縮・不拡散促進センター所長が任命されている。
(参考3)デイビッド・マローン(Dr. David M. Malone)学長略歴
1954年生まれ。オックスフォード大学大学院にて博士号を取得後,カナダ国連代表部次席,カナダ外務・国際貿易省次官補(アフリカ,中東担当)及び駐印,ブータン,ネパール大使等を経て2008年から2013年2月までカナダ国際開発研究所(IDRC)所長を務め,本年3月に国連大学学長に就任。カナダ国籍。