報道発表
日・アラブ首長国連邦外相会談
平成25年4月22日



本22日午後5時15分から約40分間,岸田文雄外務大臣は,来日中のアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣(H.H. Sheikh Abdullah bin Zayed Al Nahyan, Minister of Foreign Affairs of the United Arab Emirates)との間で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸田外務大臣から,アブダッラー外務大臣の来日を歓迎するとともに,今回の来日を通じて,日本とアラブ首長国連邦の関係が更に進展することを期待する旨述べました。これに対し,アブダッラー外務大臣から,在アルジェリア邦人に対するテロ事件に対する非難と犠牲者に対する弔意が表明されました。
- 岸田外務大臣から,アラブ首長国連邦から我が国へのエネルギー安定供給に向けた協力を要請しました。これに対しアブダッラー外務大臣は,ア首連はこれまで安定的なエネルギー供給源としての役割を果たしてきておりこれからもそのような役割を果たしたいと思う旨述べました。
- アブダッラー外務大臣は,北朝鮮に対する日本の姿勢を支持する,北朝鮮は,この地域だけではなく世界の平和と安定を損ねようとしている旨述べました。これに対し岸田外務大臣は,北朝鮮の度重なる挑発的言動を強く懸念する,国際社会全体が,累次の国連安保理決議を着実に実施することが重要である旨述べました。
- 岸田外務大臣から,共に理事国として国際再生可能エネルギー機関が国際社会に有意義な貢献をするよう協力していきたいと述べました。これに対し,アブダッラー外務大臣は,アフリカ諸国に対する再生可能エネルギー分野での支援において日本と協力していきたいと述べました。
- さらに,双方は,国際場裡における協力や地域情勢等についても意見交換を行いました。