報道発表
岸田外務大臣とグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長との夕食会(概要)
平成25年4月22日


本22日午後7時40分より,岸田文雄外務大臣は,飯倉公館において,来日中のアンヘル・グリアOECD事務総長(Mr. José Ángel Gurría Treviño, Secretary General of the OECD)との夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 2014年閣僚理事会議長国への立候補表明
(1)冒頭,岸田大臣より,2014年は我が国がOECDに加盟して50周年となる節目の年である,加盟当時は国際社会への復帰のため国連加盟及びGATTとあわせOECD加盟が至上命題であった,OECDが今後も国際社会で存在感を示し続けられるよう協力していきたいと考えており,2014年の閣僚理事会議長国を務めたく,この場を借りて立候補表明をしたい旨述べました。
(2)これに対し,グリア事務総長より,貴国が加盟50周年という記念すべき年に閣僚理事会議長を務めたいとの熱意を歓迎する旨述べ,加盟各国も貴国の熱意を歓迎するであろうと述べました。
- OECDのアジアへのアウトリーチ強化
(1)岸田大臣より,近年のアジアの著しい経済成長を踏まえれば,OECDのアジアとの関係強化は必要不可欠であり,東南アジア地域との関係を強化してもらいたい,と述べました。
(2)これに対し,グリア事務総長より,今後の世界経済においてアジアの重要性については認識を共有する,OECDとしても一層アジアとの関係を強化していくつもりであるので,貴大臣をはじめ日本からの支援を引き続きお願いしたい,と述べました。
その他,明日発表される予定の「対日経済審査報告書」,OECD邦人職員人事,OECDの在り方等について幅広く意見交換を行いました。