報道発表
第4回日・ニュージーランド会議(日本・ニュージーランド防災工学ワークショップ)の開催
平成25年4月11日
- 4月15日と16日の両日,第4回日・ニュージーランド会議として,第2回日本・ニュージーランド防災工学ワークショップが,東京大学弥生講堂において開催されます。
- このワークショップでは,日本とニュージーランドでの震災経験を踏まえ,高層建築の耐震化,宅地液状化,非構造部材の耐震化に係る学識者間の情報共有,大学間研究協力の進展を目的とした意見交換を行う予定です。このワークショップは,2012年3月にウェリントンにて開催した防災管理に係る協力に関する第2回日・ニュージーランド会議のフォローアップとして行われるもので,両国間の防災管理に関するさらなる協力の発展が期待されます。
(1)日本側の主な出席者
東畑郁生東京大学教授,川口健一東京大学教授,安田進東京電機大学教授,河野進東京工業大学教授,田中仁史京都大学教授
(2)ニュージーランド側の主な出席者
シャープBeca社地震工学部技術部長,パンパニン・カンタベリー大学教授,チョウ・オークランド大学教授,ウマGNSサイエンス研究所博士,フィンチ・カンタベリー大学地震研究所所長,ベネット・ニュージーランド・ビジネス・イノベーション雇用省チーフ・アドバイザー - また,17日には,ニュージーランド側の主な出席者が,京都大学防災研究所付属地震予知研究センター及び兵庫耐震工学研究センターを訪問し,我が国の耐震研究の現状を視察する予定です。
(参考)日本・ニュージーランド会議
2005年6月の日ニュージーランド首脳会議(於:東京)に際し,両国が,二国間のみならず地域的ないし地球規模的な様々な課題について協力し対処することを確認する共同ステートメントを発出したことを受け,開始した会議。日本とニュージーランドがどのような具体的な連携・協力を行えば両国及びアジア太平洋地域にメリットをもたらすかについて,両国の学識者,政府関係者が協議を行う機会。これまでに3回開催。
(1) 第1回日ニュージーランド会議(2008年3月開催,東京)
環境政策,環境技術における両国の協力の可能性を議題とした会議
(2) 第2回日ニュージーランド会議(2012年3月開催,ウェリントン)
防災管理における両国の協力の可能性を議題とした会議
(3) 第3回日ニュージーランド会議(2013年3月,ニュージーランド,タウポ)
地熱発電開発における両国の協力の可能性を議題とした会議