報道発表

G7外相会合(「インド太平洋」セッション概要)

令和5年11月8日

 11月8日、午前11時30分から約70分間、上川陽子外務大臣は、「インド太平洋」セッションを開催したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。

  1. 本セッションでは、冒頭、上川大臣から、9月の国連総会の際のG7外相会合に続き、日本議長年の最優先課題の一つであるインド太平洋について議論したい旨述べました。
  2. その上で、上川大臣から、インド太平洋における最近の動向等について説明し、G7メンバーとの間で、インド太平洋地域の諸課題について率直な意見交換を行い、G7の結束が引き続き極めて重要との認識で一致しました。
  3. 中国との関係については、上川大臣から、直接対話の重要性に言及しつつ、日中関係を含む最近の動きについて説明しました。その上で、G7として、中国に率直に関与し、我々の懸念を直接表明することが重要であり、同時に、グローバルな課題や共通の関心分野について中国と協働する必要があることを改めて確認しました。
  4. 北朝鮮に関しては、上川大臣から、北朝鮮の核・ミサイル活動の活発化を深刻に懸念している旨述べるとともに、G7として、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射及び安保理決議違反である北朝鮮からロシアへの武器・弾薬供与を強く非難しました。また、G7各国からは、拉致問題の即時解決に向けた支持が改めて表明されました。

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