報道発表

G7外相会合(「ウクライナ」セッション概要)

令和5年11月8日
G7外相会合(「ウクライナ」セッション)の様子

 11月8日、午前9時45分から約80分間、上川陽子外務大臣は、「ウクライナ」セッションを開催したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。

  1. 本セッションでは、ウクライナ情勢について、現状の評価や今後の見通しを含め、率直な意見交換が行われました。上川大臣からは、冒頭、中東情勢の緊張度が増す中でも、G7として結束して、ウクライナを支えていくとのコミットメントは不変であるとの明確なメッセージを発信していきたい旨述べました。
  2. その上で、上川大臣から、日本として、対露制裁やウクライナ支援に引き続き取り組んで行くことを述べました。特に支援については、これまで総計76億ドルの支援を表明し、着実に実行してきており、冬が厳しさを増す中で重要になる越冬支援については、キーウ市の多くの住民が裨益する大型変圧施設2基の供与を実施した旨説明しました。その上で、ウクライナの中長期的な復旧・復興支援も不可欠で、特に民間セクターの役割が重要であり、来年初めに「日ウクライナ経済復興推進会議」を開催予定であることを紹介しました。
  3. 議論の結果、G7として、(1)現下の国際情勢の中であっても、結束して厳しい対露制裁や強力なウクライナ支援に取り組む姿勢は不変であること、(2)中長期的な復旧・復興のために官民一体となって取組を加速させていくこと、(3)平和フォーミュラのプロセスを国際的なパートナーと共に進める必要があること、といった認識で一致しました。

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