報道発表
上川外務大臣とグランディ国連難民高等弁務官との会談
令和5年10月19日
![グランディ国連難民高等弁務官と握手しながら記念撮影をする上川外務大臣](/mofaj/files/100569461.jpg)
![上川外務大臣とグランディ国連難民高等弁務官との会談の様子](/mofaj/files/100569016.jpg)
10月19日、午後6時から約30分間、上川陽子外務大臣は、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo Grandi, the United Nations High Commissioner for Refugees)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、世界が深刻な人道危機に直面する中、世界の難民問題の克服に向け共に仕事ができることをうれしく思う、我が国は、今回のハマスを含むパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃を断固として非難するとともに、罪のない一般市民が置かれている人道状況が日に日に深刻さを増していることを憂慮している、12月に開催される第2回グローバル難民フォーラム(GRF)は、様々なステークホルダーの力を結集する絶好の機会であり、共催国として国際社会による支援強化を促し、引き続きUNHCRとよく連携していきたい旨述べました。
- これに対し、グランディ国連難民高等弁務官から、これまでの日本の支援について謝意が伝えられるとともに、現下のパレスチナ情勢を含め、紛争の増加等により世界が分断する現状において、「人間の安全保障」を標榜する日本こそが世界の団結をリードできるとの期待が示されました。
- その後、双方は、人道支援と共に、中長期的な取組として難民の自立支援や受入国の負担軽減のための開発協力や、紛争の解決・予防に向けた平和の取組を包括的に進める「人道・開発・平和の連携」の推進について意見交換を行いました。
- その上で、双方は、難民・避難民の支援において、引き続き協力を進めていくことで一致しました。
(参考)別添PDF