報道発表
カーボベルデ共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換
令和5年9月8日
9月8日(現地時間7日)、カーボベルデ共和国の首都プライアにおいて、伊澤修駐カーボベルデ共和国日本国特命全権大使と、ミリアン・ジャミラ・セナ・ヴィエイラ・カーボベルデ共和国外務・協力閣外大臣(H.E. Ms. Miryan Djamila Sena VIEIRA, Secretary of State of Foreign Affairs and Cooperation of the Republic of Cabo Verde)との間で、供与額1.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- カーボベルデは、耕作可能な土地が国土の面積の約1割に限られる島嶼国で、主食の米や小麦を含む、国内で消費される穀物のほとんどを海外からの輸入に頼っています。そのような状況のなか、長年にわたる干ばつ、新型コロナウイルス感染症の流行による経済損失、ウクライナ情勢等の影響により、近年、同国の食料事情は一段と悪化しており、食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、カーボベルデの食料安全保障の確保を目的とし、我が国政府米等による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、昨年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。また、本年5月に開催したG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域に対して、食料及び栄養関連分野における支援を継続することを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
(参考)カーボベルデ共和国基礎データ
カーボベルデ共和国の面積は約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度)、人口は約56万2千人(2021年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は3,330米ドル(2021年、世界銀行)。