報道発表

　11月24日午後（現地時間同日）、遠藤和也外務省国際協力局長は、K・M・マヒンダ・シリワルダナ・スリランカ財務次官（Mr. K. M. M. Siriwardana, Secretary, Ministry of Finance of Sri Lanka）との間で、日・スリランカ経済協力政策協議の開催に向けたオンライン会議を実施しました。

　この会議において、遠藤局長から、債務再編における透明性・公平性の確保の重要性に触れつつ、IMFとの合意に基づくスリランカの改革の取組を評価するとともに、こうした取組は債務再編プロセスを進展させる観点から不可欠であり、スリランカが一日も早く現下の危機を乗り越え、再び発展への軌道に戻ることを期待する旨述べました。これに対し、シリワルダナ次官からは、債務再編を巡る議論における日本の貢献及びスリランカに対するこれまでの日本からの支援に対し感謝の意が述べられました。

　また、両者は、本年5月に行われた日・スリランカ首脳会談等のフォローアップとして、日本のスリランカに対する今後の具体的な経済協力のあり方を検討するため、局長級政策協議を開催することを確認するとともに、同協議を双方の都合がつく早い時期に開催することを目指して、引き続き調整を行っていくことで一致しました。