報道発表
日米外相会談
令和5年11月7日



11月7日、午後6時25分から約45分間、上川陽子外務大臣は、G7外相会合のため訪日中のアントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、今般のハマス等によるテロ攻撃で犠牲になった方々に心からの哀悼の誠を捧げ、御遺族に対して哀悼の意を表する、また、米国国民を含む人質の一日も早い解放を願っている旨述べ、我が国として、このような行為を断固として非難する旨述べました。さらに、上川大臣から、イスラエル・パレスチナ問題に対する米国の外交努力への最大限の支持を表明した上で、国際社会が様々な課題に直面する今こそ、日米の固い結束が重要である旨述べたのに対し、ブリンケン国務長官は、日米間の協力関係を一層強化すべく、引き続き上川大臣と緊密に連携していきたい旨述べました。
- 両外相は、地域情勢について意見交換を行いました。
- 上川大臣から、イスラエル、パレスチナ及びヨルダン訪問を踏まえ、今回のG7外相会合でも詳細に議論したいと述べた上で、両外相は、イスラエル・パレスチナ情勢に関する率直な意見交換を行いました。両外相は、ガザ地区の人道状況の改善とそれに資する人道的休止及び「二国家解決」の実現に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。さらに、両外相は、今回の衝突が中東地域全体に波及することを防ぐために外交努力を継続していくことで一致し、上川大臣から、今回のG7外相会合でもこの問題をしっかりと議論すべく、議長の務めを果たしていく旨述べました。
- また、両外相は、ロシアによるウクライナ侵略、中国をめぐる諸課題への対応を始めとする国際社会が直面する多くの課題について、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。