報道発表

G7大阪・堺貿易大臣会合
「大阪・堺主催歓迎レセプション」及びセッション1「貿易と持続可能性(環境、開発、デジタル)」の概要

令和5年10月28日

 10月28日、午後5時35分から約40分間、上川陽子外務大臣は、堺において、「大阪・堺主催歓迎レセプション」に出席し、続けて同日午後6時25分から約115分間、G7大阪・堺貿易大臣会合のセッション1「貿易と持続可能性(環境、開発、デジタル)」に参加したところ、概要は以下のとおりです。

演台に立ち、スピーチを行う、上川大臣の様子

1 「大阪・堺主催歓迎レセプション」

  1. 冒頭、上川大臣から、G7大阪・堺貿易大臣会合の全参加者の訪日を歓迎するとともに、第2回G7大阪・堺貿易大臣会合開催に当たっての大阪府及び堺市の関係者の尽力に謝意を述べました。
  2. 上川大臣は、歴史的に国際貿易として日本経済を牽引してきた大阪・堺の進取りの精神に学びつつ、岸田政権が進める「新しい資本主義」の下で、人への投資、女性の活躍促進、官民連携の強化等を進めていく重要性を指摘しました。
  3. また、上川大臣は、2025年に大阪・関西万博が開催されることに言及しつつ、経済界をはじめ大阪・堺の関係者と密接に協力しながら、世界、日本、そして大阪・堺の繁栄のために一層尽力する旨述べました。

2 「セッション1 貿易と持続可能性(環境、開発、デジタル)」

  1. 上川大臣は、本セッション(ワーキング・ディナー)において議長を務め、冒頭、各国・機関関係者が本日午後に訪問した仁徳天皇陵古墳について改めて紹介した上で、グローバルサウスの国々を含む招待国や国際機関の関係者の参加も得て、気候変動、食料安全保障、デジタル貿易の推進、持続可能な開発、包摂性の向上といった課題において、貿易や貿易政策がどのように貢献できるのか等について、議論を主導しました。
  2. 上川大臣は、持続可能な開発目標(SDGs)を達成する観点から、包摂性の重要性について指摘し、貿易と持続可能性においてもジェンダーやマイノリティの視点も重要である旨強調しました。
  3. 会合では、世界経済の持続可能な発展のため、G7及びG7を超えた国際的なパートナーが連携を強化していくこと、また、気候変動、食料問題等の課題に対応するに当たって、貿易が果たす重要性について一致しました。
  4. なお、本セッションでは、大阪府のほか、北海道や福島県をはじめ日本各地の食材を用いた食事が提供され、上川大臣からは、日本は安全性を最優先に、高い透明性をもって科学的根拠に基づく説明を誠実に行っているとして、日本の食材の安全性を強調しました。
(参考)アウトリーチ国・機関

 豪州、チリ、インド、インドネシア、ケニア、世界貿易機関(WTO)、経済協力開発機構(OECD)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)


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