報道発表
COVAXファシリティを通じたバングラデシュ人民共和国に対する新型コロナウイルス・ワクチンの供与
令和3年7月23日
バングラデシュにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与するために、日本からの支援の一環として、日本国内で製造したワクチン計約300万回分をCOVAXファシリティを通じて供与します。このうち、第一便として、約25万回分が、7月23日に日本からバングラデシュに空輸される予定です。
バングラデシュでは、6月後半以降、新型コロナの新規感染者数が急増しており、また、同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約6.7%程度にとどまっています。こうした中、バングラデシュにとってワクチン接種は喫緊の課題となっています。
今般のワクチンの供与により、バングラデシュにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与することが期待されます。我が国は、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。
7月20日現在、バングラデシュにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数111.7万人、死亡者数1.8万人。6月後半以降変異株の出現等により感染者が急増。新規感染者は7月以降1万人を超える高水準。ワクチン接種回数は、約1130万回で、接種率は人口比で約6.7%程度に留まっている。本件ワクチン供与は、同国内でアストラゼネカ製ワクチンの2回目接種の見通しが立たない者がいるという切迫した状況に応えるもの。