報道発表

コンゴ民主共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換

令和2年10月16日

 10月15日(現地時間同日)、コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、我が方、軽部洋駐コンゴ民主共和国日本国特命全権大使と先方マリー・トゥンバ・ンゼザ外務大臣(H.E. Ms. Marie TUMBA NZEZA, Minister for Foreign Affairs)との間で、供与額3億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

1 コンゴ民主共和国では、90年代から続いた紛争や政情不安によって多数の国内避難民が発生しました。現在でも東部地域は武装勢力の活動によって治安情勢が回復しておらず、さらにはエボラ出血熱等の感染症の流行も頻発していることから、食料安全保障の確保を含む国民の生活向上のための人道支援が必要とされています。

2 この協力は、コンゴ民主共和国の食料安全保障の改善及び開発課題の解決を図ることを目的として、同国の食料及び栄養が不足している人々に対し、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。

3 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]コンゴ民主共和国基礎データ
 コンゴ民主共和国の面積は約234.5万平方キロメートル、人口は約8,679万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は520米ドル(2019年、世界銀行)。


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