報道発表

日・イラン外相電話会談

令和2年10月13日

 10月13日、午後5時00分から40分間、茂木敏充外務大臣は、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohammad Javad ZARIF, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 茂木大臣から、外務大臣再任に関するザリーフ外相からの祝辞に感謝しつつ、菅内閣においても、イランとの伝統的友好関係を強化していくとともに、中東地域の緊張緩和と情勢安定化に向けて外交努力を継続するという日本の姿勢に変わりはない旨述べました。これに対し、ザリーフ外相から、日本の外交努力を高く評価する、引き続き連携していきたい旨の発言がありました。

2 その上で、茂木大臣から、イランが中東地域の緊張を高める行動を取らないよう自制するとともに、関係する勢力にも影響力を行使するよう求めました。これに対して、ザリーフ外相からイランとしても地域の安定のために努力する旨の発言がありました。

3 茂木大臣から、イランが核合意を完全に履行していないことへの強い懸念を伝えつつ、核合意を遵守するよう改めて求めました。

4 茂木大臣から、日本関係船舶の安全確保のための自衛隊による情報収集活動について改めて説明し、ザリーフ外相から理解するとの反応がありました。

5 両外相は、二国間関係についても意見交換を行い、両国にとっての最優先課題である新型コロナウイルス感染症対策を含め、引き続き協力していくことで一致しました。


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