報道発表

在京外交団を対象とした福島県スタディーツアー
(「福島再生可能エネルギー研究所」等の視察)

平成30年10月29日

1 11月1日,外務省は,国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研),福島県,福島市,郡山市及び資源エネルギー庁との協力により,福島県において,在京外交団を対象とした産総研福島再生可能エネルギー研究所(以下,FREA)及び福島市土湯温泉町にある地熱バイナリー発電等の視察(福島県スタディーツアー)を実施します。

2 昨年6月に続き3回目の開催となる今回のスタディーツアーは,「福島新エネ社会構想」における再エネの導入拡大などを目指す現地での取組を在京外交団に紹介し,我が国の再生可能エネルギー等にかかる関連施設や最先端の技術を世界に発信することを目的としています。

3 FREAでは,視察に加え,世界の再生可能エネルギーに対する取組及び福島新エネ社会構想に対する参加者の理解を深めるため,再生可能エネルギー外交及び最新技術の紹介をテーマとするセミナーを開催する予定です。

4 また,土湯温泉では地熱バイナリー発電を見学するほか,地元産の食材を用いた昼食が在京外交団に供され,また,福島市内の果樹園における福島産の果物の収穫体験も予定されており,安心・安全かつ美味しい福島の食材についても広報する予定です。

(注1)「福島新エネ社会構想」
 安倍総理大臣のイニシアティブによる,未来の新エネルギー社会実現に向けたモデルを福島で創出するとともに世界に発信し,福島を再生可能エネルギーや未来の水素社会を切り拓く先駆けの地とする構想。

[参考1]参加予定国(五十音順)【11か国12名(10月29日現在)】

アラブ首長国連邦,イタリア,イラン,インド,インドネシア,エチオピア,韓国,ケニア,中国,フィリピン,米国

[参考2]訪問日程(予定)

11月1日(木曜日)福島再生可能エネルギー研究所
土湯温泉(地熱バイナリー発電)
フルーツライン

[参考3]地熱バイナリー発電別ウィンドウで開く

 バイナリー発電とは,温泉水を直接使って蒸気タービンを回して発電するのではなく,低沸点媒体(代替フロン等)と温泉水との熱交換によって,低沸点媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回す方式。バイナリー発電には,比較的低温の温泉でも利用できる,温泉への影響が小さいという利点があり,温泉を観光資源とする地域に適している。


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