報道発表

バヌアツの強靱かつ持続可能な発展の基盤強化(防災・減災能力の向上)のための支援
(無償資金協力に関する書簡の交換)

平成30年8月28日

  1. 1 本28日(現地時間同日),バヌアツ共和国の首都ポートビラにおいて,我が方三好功一在バヌアツ大使と先方ラルフ・レゲンバヌ外務・国際協力・貿易大臣(Hon. Ralph REGENVANU, Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and External Trade of the Republic of Vanuatu)との間で,供与額2億5,000万円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 バヌアツは,自然災害の発生頻度の高さと災害に対するインフラの脆弱性等から国連大学の世界リスク報告(2016年度版)において,世界171カ国中災害リスク指標が1位とされています。現在,同国アンバエ島内のマナロ火山の噴火被害が深刻化したことに伴い,国家緊急事態宣言が発令されており,今月中旬までにアンバエ島全島民約1万1千人の国内他島への移住が実施されました。今後は,移住先における生活の再建・自立が中長期的な開発課題となりますが,同国では特に地方部において給水設備が十分に整備されておらず,主に雨水や表層水を飲料水としているため,干ばつや火山灰による水質汚染等により,安全な水を得ることが難しい環境にあり,平時はもとより災害発生時の水確保が同国における喫緊の課題となっています。今回の移住先は地方部が主であるため,給水インフラの脆弱性は,移住先での生活における大きな障害となっています。このような状況を踏まえ,今回の支援は,地下水用掘削機等の水源開発・給水設備整備に資する機材を供与し,同国における安全な水へのアクセスを確保することで,アンバエ島からの移住者を含む地方部に居住する人々の生活の質的改善,防災・減災能力の向上が期待されます。

    3 この協力は,5月18日及び19日に福島県いわき市において開催された第8回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が表明した支援の柱である「強靱かつ持続可能な発展の基盤強化」に資する協力(PDF)別ウィンドウで開くとして実施するものです。

    [参考1]バヌアツ共和国基礎データ
     バヌアツ共和国は,面積1万2,190平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ),人口約27万人(2016年,世界銀行),一人当たりの国民総所得(GNI)は3,040米ドル(2016年,世界銀行)。

    [参考2]第8回太平洋・島サミット

    (1)第8回太平洋・島サミット(PALM8)は5月18日及び19日に福島県いわき市において開催。16の太平洋島嶼国・地域及びオーストラリア・ニュージーランドの首脳級等が出席。バヌアツからはサルワイ首相が参加した。

    (2)我が国は,PALM8において,(ア)自由で開かれた持続可能な海洋,(イ)強靱かつ持続可能な発展の基盤強化,(ウ)人的交流・往来の活性化の3つを柱として,今後3年間でこれまでの実績も踏まえた,従来同様の,しっかりとした開発協力の実施及び成長と繁栄の基盤である人材の育成・交流の一層の強化を表明した。

    [参考3]アンバエ島・マナロ火山噴火被害に対する支援状況
     昨年10月に火山活動の活発化に伴うアンバエ島全島民の緊急避難が行われた。これに対し,我が国はバヌアツ政府の求めに応じ,国際協力機構(JICA)を通じて,避難民への緊急援助物資供与(毛布・ビニールシート)を実施した


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