報道発表
岡本外務大臣政務官のメキシコ訪問(結果)


5月7日から11日まで(現地時間,以下同),岡本三成外務大臣政務官は,メキシコ合衆国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 グアナファト州訪問
(1)マルケス・グアナファト州知事との会談
8日,岡本政務官は,ミゲル・マルケス・グアナファト州知事(Mr. Miguel Marquez, Governor of Guanajuato)との会談を行い,日本企業が集積するグアナファト州において,企業支援及び在留邦人の安全確保の協力に感謝しつつ,引き続きの支援を要請しました。
これに対し,マルケス・グアナファト州知事から,日本企業の進出を歓迎しており,在留邦人の安全確保は重要であると認識しているところ,引き続き協力していく旨発言がありました。
(2)その他
8日,岡本政務官は,進出日系企業関係者との意見交換を行い,グアナファト州に進出する日本の自動車工場の視察を行いました。
2 メキシコシティ訪問
(1)デ・イカサ筆頭外務次官との会談
9日,岡本政務官は,カルロス・デ・イカサ筆頭外務次官(Mr. Carlos de Icaza,Undersecretary of Foreign Affairs of Mexico)と会談しました。
岡本政務官から,日・メキシコ外交関係樹立130周年の本年に訪問することができ光栄であり二国間関係を更に発展させたい,基本的価値を共有するメキシコと,TPP11協定の早期発効に向けた連携を深めるとともに,北朝鮮問題を含む国際場裡における諸課題において緊密に協力していきたい旨述べました。
これに対し,デ・イカサ筆頭外務次官から岡本政務官のメキシコ訪問を歓迎し,TPP11協定の早期発効に向け連携していくとともに,両国間の長年に亘る友好関係のより一層の深化を期待する旨述べました。
(2)ガルサ経済省産業商業担当次官との会談
9日,岡本政務官は,ホセ・ロヘリオ・ガルサ経済省産業商業担当次官(Mr. Jose Rogelio Garza, Undersecretary of Industry and Commerce, Ministry of Economy of Mexico)と会談しました。
岡本政務官から,昨今の日本とメキシコの経済関係の飛躍的な発展を確認し,またNAFTA再交渉を巡り進出している日系企業に対する配慮に感謝する旨述べました。
これに対し,ガルサ産業商業担当次官から,メキシコ自動車産業の発展に貢献している日本企業の活動を讃えるとともに,メキシコ政府としても進出企業の投資に影響がでないよう尽力している旨発言がありました。
(3)キロガ・エネルギー省炭化水素担当次官との会談
9日,岡本政務官は,アルド・フローレス・キロガ・エネルギー省炭化水素担当次官(Mr. Aldo Flores Quiroga, Undersecretary of Hydrocarbons, Ministry of Energy of Mexico)と会談を行いました。
岡本政務官から,メキシコの国際エネルギー機関(IEA)への正式加盟を歓迎しつつ,メキシコのエネルギー改革を受けて日本企業が鉱区を落札したことは喜ばしい,今後ともエネルギー分野における協力を深めていきたい旨述べました。
これに対し,キロガ炭化水素担当次官から,日本企業の落札を歓迎するとともに,より多くの日本企業に参画してもらいたい,またメキシコとしても日本との間でエネルギー分野における協力を進めていきたい旨発言がありました。
(4)その他
岡本政務官は,メキシコ国際企業連盟関係者及び日本メキシコ商工会議所幹部とそれぞれ意見交換を実施し,また日墨会館を視察するとともに日系人とも懇談を行いました。