報道発表
気候変動外交タスクフォースの設置
平成30年5月10日
1 今般,外務省は,気候変動分野での外交をより積極的かつ効果的に推進するための省内横断的な体制を整備することを目的に,「気候変動外交タスクフォース」を設置することとしました。
2 2020年以降の温室効果ガス削減のための国際的な枠組として2015年の国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において採択されたパリ協定(PDF)は,それから1年足らずで発効要件を満たし,2016年11月に発効しました。また,本年12月に行われる予定のCOP24においてパリ協定の実施指針を採択することが合意されている等,パリ協定の実施に向けた国際的な機運が急速な高まりを見せています。このような国際的な動きの中で,我が国は,最新の動向を把握し,将来の動きを見通し,的確かつ効果的な気候変動分野での外交政策を打ち出していく必要があります。そのためにも,省内横断的な体制を整備することにより,各国・地域・分野での最新の情勢を常に幅広くフォローし,外交政策の策定に反映することが必要不可欠です。
3 このタスクフォースは,外務省における気候変動関連情報の共有,国・地域・分野を横断した議論を行い,適切な政策を策定します。
4 第1回会合は,5月中に外務省において開催する予定です。