報道発表

アフリカ開発基金に対する円借款に関する書簡の交換

平成30年2月8日

1 本8日(現地時間7日),コートジボワール共和国の首都アビジャンにおいて,我が方川村駐コートジボワール大使と先方アキンウミ・アデシナ・アフリカ開発基金(AfDF)総裁(Dr.Akinwumi A. Adesina, President, African Development Fund)との間で,総額736億100万円を限度とする円借款「アフリカ開発基金第14次増資のための借款」に関する書簡の交換が行われました。

2 この協力は,アフリカ諸国の経済開発と貧困削減に果たすAfDFの役割の重要性に鑑み,日本政府がAfDFに対して資金供与を行うものです。この資金供与を通じて,AfDFの活動資金の確保を図り,もってAfDFによる開発事業の実施に寄与します。

3 我が国は,第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,官民総額300億ドル規模の質の高いインフラ整備や保健システム構築,平和と安定の基礎作り等のアフリカの未来への投資を行うこととしており,この協力は同表明の具体化に貢献するものです。

4 供与条件

(1)金利年0.35%
(2)償還期間20年(10年の据置期間含む)

[参考]
 アフリカ開発基金(AfDF)は,アフリカ諸国の経済的開発及び社会的開発並びに構成国間の協力及び国際貿易の促進に一層効果的に貢献することを援助することを目的とし,所得の低い国に対して緩和された条件による融資及び贈与の供与を行う機関。1973年に設立され,現在の参加国は我が国を含む30か国及びアフリカ開発銀行。本部はコートジボワールのアビジャンに設置され,常設事務局を有する。


報道発表へ戻る