報道発表
滝沢外務大臣政務官のアルメニア訪問(結果)
6月28日から29日まで,滝沢求外務大臣政務官は,アルメニア共和国を訪問し,サルグシャン大統領をはじめとする要人等との間で意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 サルグシャン大統領への表敬
6月29日(現地時間同日),滝沢政務官は,セルジ・サルグシャン大統領(H.E. Mr. Serzh SARGSYAN, President of the Republic of Armenia)を表敬しました。滝沢政務官から,本年は日・アルメニア外交関係樹立25周年であり,この訪問を契機として,民主主義,基本的人権,法の支配といった基本的価値を共有する我が国の重要なパートナーであるアルメニアとの二国間関係をあらゆる分野で一層強化していきたい旨述べました。
これに対し,サルグシャン大統領から,これまでの日本の支援に対して謝意を述べるとともに,2012年の自身の訪日後,双方の大使館の開設をはじめとして二国間関係が着実に発展していることを高く評価する旨述べ,要人往来,議会間交流,貿易・投資,ITや観光,防災といった様々な分野で二国間関係を発展させることへの関心が示されました。
この他,双方は,国際場裏での協力や地域情勢についても意見交換を行いました。
2 ナルバンジャン外務大臣との会談
6月29日(現地時間同日),滝沢政務官は,エドワルド・ナルバンジャン外務大臣(H.E. Mr. Edward NALBANDIAN, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Armenia)との会談を行いました。滝沢政務官より,経済関係において,二国間投資協定の正式交渉を開始したい旨,人的交流では,アルメニアの一般旅券所持者に対する査証緩和措置の導入を決定した旨を伝達しました。また,今秋にはIT分野を中心とする日本企業ミッションをアルメニアに派遣予定である旨伝達し,協力を要請しました。
これに対し,ナルバンジャン外務大臣から,2012年のサルグシャン大統領訪日や本年1月のサハキャン前国民議会議長訪日により二国間関係が発展している旨指摘しつつ,日本からの投資の誘致,インフラ,エネルギー,農業,保健,観光,IT,防災といった様々な分野での協力を進めたい旨の発言がありました。
また,双方は,国際場裏での協力や地域情勢についても意見交換を行いました。
3 アルメニア・日本友好議員連盟との会談
6月29日(現時時間同日),滝沢政務官は,サムヴェル・ファルマニャン・アルメニア・日本友好議員連盟会長(Mr. Samvel FARMANYAN, President of the Armenia-Japan Parliamentary Friendship Association)をはじめとするアルメニア・日本友好議連メンバーと会談しました。
滝沢政務官は,2016年12月にファルマニャン会長が衛藤征士郎会長をはじめとする日本・アルメニア友好議連と緊密に連携いただく等,両国の議員間交流に多大な貢献をいただいていることに謝意を述べ,今後とも議会間交流を通じて両国間の連携を強化したい旨述べました。
ファルマニャン会長をはじめとする対日友好議連メンバーからは,日本との関係を重視し,協力関係の発展を希望しており,議会間交流を通じ,両国の政府間関係の発展に貢献したい旨の発言がありました。