報道発表

武井外務大臣政務官とウォックナー・エチオピア外務大臣の会談

平成29年5月11日

 本11日(現地時間10日),武井俊輔外務大臣政務官は,ソマリアに関するロンドン会合に出席するためロンドンを訪問中に,ウォックナー・ゲベイョウ・ネゲウォ・エチオピア連邦民主共和国外務大臣(H.E. Dr. Workneh Gebeyehu Negewo, Minister of Foreign Affairs of the Federal Democratic Republic of Ethiopia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,武井政務官より,近年のエチオピアの高い経済成長を背景に,日本企業の関心が高まっている中,本年4月に二国間投資協定の予備協議の開始が発表されたことを受け,予備協議の開催に向け調整していきたい旨述べました。また,エチオピアにおける干ばつ等による深刻な飢饉対策として,本年3月に国際機関を通じて300万ドルの拠出を決定した旨伝達しました。

2 これに対し,ウォックナー大臣からは,日・エチオピア関係は政治面でも経済面でも戦略的に重要である,日本企業による投資を一層促進したい,日本がエチオピアで推進してきた「カイゼン」イニシアティブは素晴らしい考え方である,投資協定の予備協議も進めたい旨述べるとともに,日本からの寛大な支援に対する謝意が示されました。

3 このほか,両者は国連安保理改革を始めとする国際場裡における協力及び南スーダンやソマリア,北朝鮮等の地域情勢等につき意見交換を行いました。TICADを始めとする場でアフリカの平和と繁栄に協力していくことや,安保理非常任理事国として,一層緊密に連携していくことで一致しました。


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