報道発表

太平洋・島サミット第3回中間閣僚会合
小田原外務大臣政務官とバヌアツ,パラオ,マーシャル及びソロモン首席代表等との会談

平成29年1月18日
000219593

 1月16日及び17日,小田原潔外務大臣政務官は,太平洋・島サミット第3回中間閣僚会合のために訪日中の以下の首席代表等とそれぞれ会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 ブルーノ・レンゴン・バヌアツ共和国外務・国際協力・貿易大臣(Hon. Bruno LEINGKONE, Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and External Trade, Republic of Vanuatu)(16日午後3時35分から約25分間)
 双方は,今次中間閣僚会合及び第8回太平洋・島サミット(PALM)の成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。 小田原政務官から,日本はバヌアツとの関係を重視しており,防災分野を含め今後もバヌアツを支援していく旨述べたのに対し,レンゴン大臣からは,これまでの日本の支援に感謝し,大使館設置も含めた日本との外交関係の強化を検討したい旨の発言がありました。  また,小田原政務官は海洋安全保障の問題について言及し,バヌアツ側の理解を求めました。

2 カスミル・レメンゲサウ・パラオ共和国特使(Mr. Casmir E.REMENGESAU, Special Envoy of the Republic of Palau)(16日午後4時10分から約20分間)
 双方は,今次中間閣僚会合及び第8回太平洋・島サミット(PALM)の成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。
 小田原政務官から,パラオの関係者の協力の下,戦没者遺骨収集帰還事業が順調に行われてきたことに対して謝意を表明しました。また,日本の漁船の安定的操業に向けた協力を要請するとともに,今後ともパラオの経済社会開発を支援していく旨表明しました。 レメンゲサウ特使からは,これまでの日本の支援に感謝し,両国にとって重要な漁業の問題については引き続き解決策を求めて協議していきたい旨の発言がありました。
 また,レメンゲサウ特使から,スポーツの分野での交流を強化したい旨の発言がありました。

3 ジョン・M・シルク・マーシャル諸島共和国外務大臣(Hon. John M. SILK, Minister of Foreign Affairs, Republic of the Marshall Islands)(17日午前9時30分から約20分間)
 双方は,今次中間閣僚会合及び第8回太平洋・島サミット(PALM)の成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。 小田原政務官から,来年は日・マーシャル外交関係樹立30周年であり,更なる二国間の関係強化に向けて連携していきたい旨述べるとともに,日本の漁船の安定的操業に向けた協力を要請しました。シルク大臣からは,捕鯨に関する日本の立場への理解や日本の国連安保理の常任理事国入りへの支持を述べるとともに,マーシャル諸島の経済に係る信託基金立ち上げへの支援の要請がありました。そのほか,双方は,地域情勢,国連安保理改革等の国際社会における協力等について意見交換を行いました。

4 ミルナー・トザカ・ソロモン諸島外務・貿易大臣(Hon. Milner TOZAKA, Minister for Foreign Affairs and External Trade, Solomon Islands)(17日午前10時10分から約20分間)
 双方は,今次中間閣僚会合及び第8回太平洋・島サミット(PALM)の成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。 小田原政務官から,2016年4月の日本からの初の常駐特命全権大使の派遣を契機として,両国の友好関係を一層深化させたい旨述べるとともに,引き続きソロモンの経済社会開発を支援していきたい旨述べました。トザカ大臣からは,ホニアラ港施設改善計画や,ククム幹線道路向上計画といった日本からの支援に対して謝意を表明するとともに,ソロモンにおける青年海外協力隊の活動を高く評価する旨述べました。そのほか,双方は,地域情勢,国連安保理改革等の国際社会における協力等について意見交換を行いました。


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