報道発表

1　11月24日，パリにおいて，相川一俊外務省軍縮不拡散・科学部長及びダニエル・ヴェルベルドゥ・フランス原子力・代替エネルギー庁長官（Dr. Daniel VERWAERDE, General Administrator, Alternative Energies and Atomic Energy Commission(CEA)）の共同議長の下，原子力エネルギーに関する日仏委員会第6回会合が開催されました。

2　この会合では，両国の原子力エネルギー政策について情報交換を行いました。また，原子力エネルギー及び原子力安全分野における日仏協力，特に高速炉，東京電力福島第一原子力発電所事故に関連した廃炉，除染及び環境調査，核燃料サイクル施設におけるバックエンド事業並びに第三国における高い安全性を有する原子炉を引き渡すための産業協力の各分野における進捗について検討しました。また，両国の原子力エネルギー政策及び両国間の原子力安全協力についても情報交換を行いました。2015年10月5日に東京において，両国の首相が出席して行われた原子力エネルギー分野における日仏協力に関するハイレベル対話の際に発出されたプレスリリース（PDF）及びファクトシート（PDF）において，主要な協力分野の現状と展望の全体像が示されています。

3　上記のハイレベル対話の際に両国の首相から受けた要請を踏まえ，委員会は，最高水準の安全・セキュリティ，不拡散及び環境保護の下で重要なベースロード電源としての原子力エネルギーの世界的な開発及び原子力関連技術の世界的な展開を共に促進することで一致しました。

4　次回の会合は，2017年に日本で開催される予定です。