報道発表
岸田外務大臣とケネディ駐日米国大使の夕食会
平成28年11月14日



本14日,午後7時頃から約2時間30分間,岸田文雄外務大臣は11月27日に誕生日を迎えるキャロライン・ケネディ駐日米国大使(Ms. Caroline Kennedy, U.S.Ambassador)を招待し,和やかな雰囲気で夕食を挟みつつ意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣より,今月はケネディ大使の誕生月であり,一人の友人としての立場からお祝いしたい旨を述べた上で,ケネディ大使が日米関係に果たしてきた役割はかけがえのないものであり,オバマ大統領の広島訪問を始め,日米同盟の盤石さを象徴する数々の行事を成立できたのはケネディ大使のおかげである旨述べました。これに対し,ケネディ大使から謝意が表明されるとともに,駐日大使としての責務を果たす中で,岸田大臣と一緒に仕事ができたことはとても光栄であり,何があろうとも2人の友情は変わらない旨の発言がありました。
2 その上で,岸田大臣からは,大統領選挙の結果を受けて,米国の政権移行が円滑に実施されることを期待しており,日米同盟は日本外交の基軸であり,アジア太平洋や世界の平和と繁栄に向けて,オバマ政権と引き続き緊密に協力していきたいと述べました。これに対し,ケネディ大使からは,岸田大臣の日米同盟に対する強い思いを共有する,トランプ次期政権においても日米関係は地域・国際社会のために発展を続けることになると信じている旨の発言がありました。
3 その後,両者は,戦後の外交史にも触れながら,日米関係や地域情勢を含む幅広いテーマについて意見交換を行いました。