報道発表

第4回北極サークルの開催

平成28年10月11日

1 10月7日から9日まで,アイスランドのレイキャビクにおいて,第4回北極サークルが開催されました。今次会合では,潘基文(パン・ギムン)国連事務総長や外相等の要人を含む各国の北極政策担当者,ビジネス関係者及びメディア等も数多く参加し,我が国からは白石和子北極担当大使他が出席しました。

2 10月8日には,「北極先住民の持続可能な生活のための科学的課題へ向けた日本の貢献」と題する分科会が開催されました。冒頭,白石大使から,昨年我が国政府が策定した「我が国の北極政策」の中で,北極先住民の問題を基本方針の一つとして掲げていることに触れつつ,昨年新たに立ち上げられた北極の科学研究プロジェクトである「北極域研究推進プロジェクト(Arctic Challenge for Sustainability:ArCS)」を紹介した上で,我が国として,北極先住民の持続可能な生活に向けて科学的知見を基盤に貢献していく考えである旨述べました。

3 続いて,文科省,国立極地研究所/海洋研究開発機構,北海道大学の関係者から,ArCSプロジェクトの概要や先住民のための具体的な取組として,野生生物の生態系の変化やそれがもたらす北極の生態系及び先住民への影響にかかる調査,先住民のための環境教育の教材の作成等を行っていることを紹介しました。


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