報道発表
「『在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム』の提言」の点検報告書の提出
平成28年8月2日
1 本2日,「『在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム』の提言」の点検報告書(PDF)が,濵地雅一外務大臣政務官から岸田文雄外務大臣に提出されました。
2 この報告書は,7月15日から本2日までの間,計4回の会合を開催し,最新のテロ・地域情勢,危機管理,海外進出企業,旅行業界,情報発信をはじめとする各分野の有識者の方々のご意見も踏まえ,取りまとめたものです。
3 この報告書では,昨年5月の「提言」発表後,在外邦人を取り巻く安全環境が一層悪化する中で,邦人がテロの被害に遭わないようにするために,(1)「国民の安全対策意識の向上と対応能力強化」として,特に中小企業,留学生,在外教育施設,短期旅行者など,相対的に脆弱で安全に関する情報に接する機会が限られる主体との連携強化,(2)「国民への適時適切かつ効果的な情報伝達」として国民の安全対策に役立つ,精度の高い情報を,適時にわかりやすく伝達すること,(3)上記取組を着実に実施するための外務本省及び在外公館の体制整備について実施していくこととしています。
4 今後,政府として,報告書の内容を着実に実施し,国際テロ情勢の変化に応じて,在外邦人の安全確保のための努力を継続する考えです。