報道発表
次期パスポートの基本デザイン決定
平成28年5月18日


1 今般,次期パスポートの基本デザインを葛飾北斎の「冨嶽三十六景」とすることを決定しました。表紙は現在と同様としたままで,見開きごとに「冨嶽三十六景」の各作品を採用し,全ページ異なるデザイン(PDF)といたします。
2 基本デザインの選定においては,事前に有識者5名による準備会合(領事局長主催)を開催し,複数の候補につきご議論頂いた内容を踏まえて決定しました。
3 基本デザインについては,「日本的なデザイン」をコンセプトに検討を行い,そのうち「冨嶽三十六景」は世界的にも広く知られ,富士山をメインモチーフとし,まさに日本を代表する浮世絵であることから採用しました。
4 各ページを異なるデザインとすることは偽変造対策にも有益であり,次期パスポートは,2020年東京オリンピック・パラリンピックを念頭に,その前年の2019年度中の導入を目指しています。
(参考)次期旅券冊子デザイン選定準備会合メンバー(代表以下五十音順,敬称略)
代表 | : | 高島 肇久(株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構会長) | |
メンバー | : | 有森 裕子(元マラソン選手) | |
荻野 アンナ(慶應義塾大学文学部教授) | |||
関口 知宏(俳優・旅人) | |||
中林 忠良(東京芸術大学名誉教授) |