報道発表
北朝鮮による「人工衛星」打ち上げ予告への対応
(岸田外務大臣と柳駐日韓国大使の意見交換・北朝鮮に対する自制の申入れ)
平成28年2月5日


1 本5日,午後6時30分から約15分間,岸田文雄外務大臣は柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使との間で北朝鮮に関する動向について意見交換を行いました。
2 双方は,4度目の核実験に続き,今回,北朝鮮が通報を行った「人工衛星」と称する弾道ミサイルの発射は,我が国及び地域の安全への重大な脅威であり,北朝鮮に強く自制を求めることを確認しました。
3 また,仮に北朝鮮が発射を強行すれば,安保理決議の明白な違反であり,引き続き,強い内容の安保理決議を追求していくことで一致しました。
4 我が国としては,今後とも,様々なレベルで関係国と緊密に連携しながら,北朝鮮に対し,更なる挑発行動を自制し,安保理決議や六者会合共同声明等を誠実かつ完全に実施するよう求めていきます。
5 なお,本5日午後7時過ぎ,北朝鮮による発射予告期間が近付いていることを踏まえ,北京の北朝鮮「大使館」を通じて,改めて北朝鮮に自制を強く申し入れました。