報道発表
日仏外相電話会談
平成28年1月7日
本7日,午後6時25分から約10分間,岸田文雄外務大臣はローラン・ファビウス・フランス外務・国際開発大臣(H.E. Mr. Laurent Fabius, Minister of Foreign Affairs and International Development of the French Republic)と日仏外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣から,今回の北朝鮮の行為は,地域と国際社会の平和と安全に関わる安全保障上の重大な脅威であり,我が国として容認できるものではなく,強く非難する,また累次の安保理決議や六者会合共同声明に明白に違反しており,国際社会が断固とした対応をとることが極めて重要であり,G7のメンバーであるフランスとも緊密に連携したい旨述べました。
2 これに対し,ファビウス大臣から,北朝鮮の核実験に対してはフランスも断固とした声明を発表するなどの対応を既にとっており,フランスは完全に日本の側にある旨述べました。
3 両外相は,関係国と協議しつつ安保理において新たな強力な内容の決議を迅速に採択するべく引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
4 なお,冒頭,岸田大臣からは,本日は昨年のシャルリ・エブド社に対するテロからちょうど1年であり,11月のテロにも屈せずにCOP21を開催し,パリ協定採択を成し遂げたファビウス大臣のリーダーシップに敬意を表しました。