報道発表

「日独フォーラム第24回合同会議の開催」(結果)

平成27年10月29日
日独フォーラム第24回合同会議の開催

1 10月28日及び本29日,東京(三田共用会議所)において,日独フォーラム第24回合同会議が開催されました。

2 この会議では,日本側座長である茂木友三郎キッコーマン取締役名誉会長,ドイツ側座長であるマティアス・ナス・ディー・ツァイト紙外信部長のほか,ハインツ・リーゼンフーバー独連邦議会議員(元教育研究大臣)をはじめとする両国の各界の有識者が出席し,日独の政治,社会,及び国際情勢について,闊達な意見交換が行われました。

3 「国内の課題と政治の対応」とのテーマを取り上げた第1セッションでは,現在両国が抱える国内及び国際社会における様々な課題に対して政治がどのように取り組むべきなのかについて議論しました。

4 日独共通の課題である少子高齢化社会について議論された第2セッションでは,出席者が両国の現状及び課題を共有した上で,想定される将来の労働環境の変化に触れつつ,問題解決のために双方の知見や取り組みを学び合うことが重要であることにつき一致しました。

5 「外交安全保障」を取り上げた第3セッションでは,グローバル化が一層進む現代の国際社会においては,欧州とアジアの安全保障は相互に連関しているとの基本認識が共有され,安全保障分野で今後両国が国際的に担う役割等について議論されました。

【参考】
 日独フォーラムは,宮澤喜一総理(当時)とヘルムート・コール首相(当時)との合意に基づき,日独両国の関係強化と相互理解の増進を目的とし,両国各界有識者が自由な討議を行う「賢人会議」として1993年に設立。日独双方の政界,経済界,学界等からハイレベルの出席による合同会議が毎年1回日独交互に開催され,その提言が日独首脳に提出されている。


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