報道発表

国境なき医師団を通じたエボラ出血熱対策支援

平成27年2月25日

1 我が国は,平成26年度補正予算により,エボラ出血熱流行3か国(ギニア,リベリア及びシエラレオネ)を対象として,国境なき医師団(Médecins Sans Frontières)に対し,200万ドルを拠出することとし,2月26日,同団体とレターの交換を行う予定です。

2 今回支援するプロジェクトでは,エボラ出血熱流行3か国(ギニア,リベリア及びシエラレオネ)において,エボラ出血熱患者に適切な治療及び心理的サポートを行うとともに,新規感染の連鎖を断ち切るため,小児科や産科を中心にエボラ出血熱への感染制御を備えた安全な医療の提供等を実施することを予定しています。

3 我が国のエボラ出血熱対策支援において,国境なき医師団を通じた支援は初めてのことです。また,我が国政府は,アジア諸国政府の中で初めて,同団体のエボラ出血熱対策を支援することとなります。

4 2月27日には,黒崎伸子国境なき医師団日本会長が,同団体の活動や本事業の紹介等のため,中根一幸外務大臣政務官を表敬する予定です。

(参考)国境なき医師団(Médecins Sans Frontières)
 国境なき医師団は,非営利で国際的な民間の医療・人道援助団体(NGO)。1971年に仏で設立。危機に瀕した人々への緊急医療活動を主な目的とし,医師,看護師を始めとするスタッフが援助活動を実施する。事務局は世界28カ国。1999年にノーベル平和賞を受賞。


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