報道発表
日・カザフスタン投資協定の署名
平成26年10月23日
1 本23日,カザフスタン共和国のアスタナで,蒲原正義駐カザフスタン大使とイセケシェフ・カザフスタン投資発展大臣(H.E. Asset ISSEKESHEV, Minister of Investment and Development)との間で,「投資の促進及び保護に関する日本国とカザフスタン共和国との間の協定」が署名されました。
2 この協定は,締約国間における投資の保護・促進を図るため,一方の締約国の投資家(企業等)が他方の締約国において投資を行う際の投資活動と投資財産への待遇(内国民待遇,最恵国待遇,公正・衡平待遇,契約遵守義務,送金の自由,収用の際の補償の条件,紛争の解決手続等)について定めるものです。
3 カザフスタンは近年,豊富な天然資源と政治・社会情勢の安定を背景に高成長を続けており,資源開発分野のほか,製造業においても我が国企業に進出の動きが見られます。この協定の締結により,投資を行う際の法的安定性が向上し,両国間の投資や投資に伴う人的交流が相互に促進されるとともに,両国間の経済関係が一層発展することが期待されます。
4 この協定は,効力発生のために必要とされる国内手続(我が国の場合は国会承認が必要)が完了したことを確認する通告を両国が相互に行い,遅い方の通告が受領された日の後30日目の日に効力を生ずることとされています。