報道発表

スポーツ外交強化に関する有識者懇談会「中間とりまとめ報告書」の外務大臣への提出

平成26年8月29日
スポーツ外交強化に関する有識者懇談会1
スポーツ外交強化に関する有識者懇談会2
スポーツ外交強化に関する有識者懇談会3

1 本29日午後,「スポーツ外交強化に関する有識者懇談会」の小倉和夫座長(国際交流基金顧問)は,岸田文雄外務大臣に「中間とりまとめ報告書」を提出しました(岸信夫外務副大臣,勝田委員,鈴木委員,恒川委員同席)。

2 同報告書では, スポーツの発展のために外交当局が様々な取り組みを実施する「スポーツのための外交」及びスポーツの持つ感動や魅力を外交力の強化に活用する「スポーツによる外交」という,二つの視点を念頭に,開発,平和構築,社会的弱者とスポーツの関連等,各懇談会のテーマに沿ったかたちで,外務省が関係各省庁及び団体と連携して実施すべき施策についての提言が記されています。

3 小倉座長からは,同報告書の主な内容について紹介があるとともに,今回,岸田外務大臣のリーダーシップにより,スポーツを通じた外交の強化について各分野の専門家が議論をする場が設けられたことは,2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた取り組みを行う観点から非常に重要である旨述べられ,報告書にある具体的施策の実現に,外務大臣からもお力添えをいただきたい旨発言がありました。また,同席した委員からも,スポーツの力を取り入れた外交を,国内外に示していただきたい旨発言がありました。
これに対して,岸田外務大臣からは,短期間で同報告書をまとめた懇談会の努力に謝意を示しつつ,新たな外交の切り口として,国際貢献策「Sport for Tomorrow」 の実施をはじめとし,スポーツを通じた国際交流を推し進めていきたい旨述べました。
 続いて,岸外務副大臣から,毎回多様な意見が交わされ,その結果として同報告書の提出に至ったことを嬉しく思う旨発言がありました。

【参考】「スポーツ外交強化に関する有識者懇談会」メンバー

座長 小倉 和夫  国際交流基金顧問
委員 有森 裕子  スペシャルオリンピックス日本理事長
  勝田 隆  スポーツ振興センター スポーツ開発事業推進部長
  佐藤 禎一  元ユネスコ日本政府代表部大使,国際医療福祉大学大学院教授
  真田 久  筑波大学教授
  鈴木 大地  日本水泳連盟会長,順天堂大学教授
  田嶋 幸三  日本サッカー協会副会長
  恒川 惠市  政策研究大学院大学教授
  新浪 剛史  サントリーホールディングス株式会社顧問
  渡辺 靖  慶応義塾大学教授


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