報道発表

国際民間航空機関紛争地域から影響を受ける民間航空のリスクに係るタスクフォース第2回会合の開催

平成26年8月27日

1 8月26日,27日(現地時間25日,26日),国際民間航空機関(ICAO)は,カナダ・モントリオールの本部において「紛争地域から影響を受ける民間航空のリスクに係るタスクフォース」(TFRCZ)の第2回会合を開催しました。このタスクフォースには,日本をはじめ16の締約国,また10の関係団体が参加しています。

2 今回の会合では,総合的で明確な作業計画が策定され,直ちに次の二つのプロジェクトが実施されることとなりました。

(1)第一のパイロットプロジェクトでは,紛争地域における緊急かつ重大なリスク情報をより良く共有するため,締約国と航空機の運航者との間で既に運用されているNOTAMシステムをどのように活用できるのかが検討されます。

(2)第二のパイロットプロジェクトでは,紛争地域のリスク情報を迅速に共有するために,新たに一元化されたシステムの運用について検討されます。

3 本年12月にTFRCZ第3回会合が開催され,また,それに先立ち本年10月のICAO第203会期理事会でも検討が行われる予定です。我が国は,引き続き議論に貢献していく考えです。

(参考1)TFRCZ
 ウクライナにおけるマレーシア航空機撃墜事件を受けて,民間空域における紛争地域のリスク軽減に関する役割と手続を定めるためにICAOが開催。8月14日,15日に第1回会合が開催された(我が国も参加)。

(参考2)ノータム(NOTAM)
 航空路や特定の地域での危険要因の存在を航空機運航者等に提供するもの。


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