報道発表

ミャンマーに対する無償資金協力「工科系大学拡充計画」に関する交換公文の署名

平成26年7月23日

1 本23日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国の首都ネーピードーにおいて,我が方樋口建史駐ミャンマー大使と,先方レイ・レイ・テイン国家計画・経済開発副大臣(Ms.Lei Lei Thein, Deputy Minister, Ministry of National Planning and Economic Development)との間で,25億8,200万円を限度とする無償資金協力「工科系大学拡充計画」(The Project for Enhancing Technological Universities in Myanmar)に関する交換公文の署名が行われました。

2 近年,工業化が進むミャンマーにおいて,ミャンマー政府は,工科系トップ大学であるヤンゴン工科大学及びマンダレー工科大学を,実践力を備えた高度な工学系人材育成の中核拠点と位置づけ,質の高い教育を目指しています。一方で,両工科大学では,教育・研究用の機材・施設が不足している他,民間企業との接触も少なく,技術面での実習経験も不十分な状況です。

3 本件協力は,両校において,民間企業との連携を視野に入れた測定・試験機材を含む教育・研究機材と,これらの機材の設置に必要な施設を整備することで,教育・研究環境の改善を図り,実践的な教育の実施と研究能力の向上を目的とするものです。

(参考)
 ミャンマーは,面積約68万平方キロメートル(日本の約1.8倍),人口6,367万人(2012年IMF推定),人口1人当たりGDP(国民総所得)は834米ドル(2012年IMF推定)。


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