報道発表
岸外務副大臣とマダニ・サウジアラビア外務担当国務大臣との会談
平成26年2月25日
本25日,16時15分から約30分間,岸信夫外務副大臣は,サルマン・サウジアラビア皇太子(公賓)に同行して訪日中のニザール・ビン・オベイド・アル・マダニ・サウジアラビア外務担当国務大臣(H.E. Dr.Nizar bin Obaid Al Madani, Minister of State for Foreign Affairs of the Kingdom of Saudi Arabia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸副大臣から,サルマン皇太子の歴史的訪日の成功と,「包括的パートナーシップ」強化へのコミットメントを掲げた共同声明の発出を嬉しく思うと述べたのに対し,マダニ国務大臣から,皇太子の訪日は大成功であり,共同声明で触れられた諸々の事項を着実にフォローアップしていきたい旨の発言がありました。
2 岸副大臣から,若手外交官交流を含む両国外務省間での協力強化等,政治・安全保障面での協力,また,経済や人的交流面での関係も深めたい旨を述べたのに対し,マダニ国務大臣からは,幅広い分野での関係強化を進めたいとの発言がありました。また,岸副大臣から,日本産食品への輸入規制の撤廃・緩和を働きかけたのに対し,先方からは,高い関心をもって取り組みたい旨の回答がありました。双方はまた,2015年の外交関係樹立60周年を両国で協力して祝賀することで一致しました。
3 以上に加え,双方は,アフガニスタンやイエメン情勢についても意見交換を行いました。