報道発表
牧野外務大臣政務官のアフガニスタン訪問
平成26年1月18日


1 本18日(現地時間同日),牧野たかお外務大臣政務官は,アフガニスタンを訪問し,カルザイ大統領を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
(1)牧野政務官から以下を述べました。
(ア)本年は,アフガ二スタンにとって重要な節目の年であり,4月の大統領選挙を公正かつ透明な形で予定通りに実施することについて,引き続き努力をお願いしたい。
(イ)我が国は,持続可能な経済発展に向けたアフガニスタンの努力を引き続き支援していくが,そのためにもこのような支援に従事している邦人の安全確保を宜しくお願いしたい。
(ウ)また,我が国は,2015年以降のアフガニスタンの安定にとって,米・アフガニスタン間の安全保障協定(BSA)の締結が極めて重要と考えており,昨年11月の諮問ロヤジルガ(国民大会議)で採択されたBSAの早期締結を求める決議を踏まえ,できるだけ早期に締結する必要があると考える。
(2)これに対して,カルザイ大統領からは,日本は大変寛大で,信頼のおける友人であると述べ,我が国のこれまでの支援はアフガニスタン国民のためになっているとして,改めて深い感謝の意を表しました。また,選挙の適切な実施について引き続き努力していくとともに,邦人の安全確保は勿論であると約束しました。BSAの締結については,アフガニスタンの平和と安定に資する形で行いたいと述べました。
(3)また,両者は,昨17日にカブール市内で発生したテロにより,国連職員を含む多くの死傷者が生じたことを強く非難しました。また,如何なるテロ行為も正当化し得ないことを確認しました。
2 また,牧野外務大臣政務官は,我が国の無償資金協力によりカブール市内に建設された「アフガン・日本感染症病院」の開院式に出席しました。